世界史を創ったビジネスモデル 1章 レビュー
まず一生はローマ史のカエサルの体制が終わるまで!
なんとカエサルはビジネスマンだった!
それも歴史に残る程の!
凄くはしょって表現すると
戦争、すなわち周辺地域の制圧(ブルーオーシャンの開拓)によって領土、食料、奴隷を得ていき 「利益」を増やし兵や市民にその「利益」を分配し、内外共に増強を図って国という「組織」の拡大を続けて行く。
カエサルが凄いのが戦争において戦術に長けていただけではなく、国内における立ち回りもすごかった。
莫大な借金をして兵を募って自分の兵団を作り、戦争で勝ってまた借金をして兵を増強(投資)し、また有力者の2人を引き込み三頭政治を組織しローマの政治を仕切る元老院を牽制しつつ戦争で得た個人的な富で道の補修を行い、さらには自伝を出版し遠征で得た外の世界の情報をローマ市民に伝えつつ自分をPR活動も怠らなかった事。
国(組織)を拡大するには兵力(人財)の増強が必須であり兵力(人財)を増強するには信頼が必須である。
信頼を維持するには民衆からの評判やトップとしての行動力、兵に対して労に見合った報酬が必要であり、
そういったマネージメントがうまかったんだなーと感じた次第である!
しかし、1番この章で驚いたのはカエサルとクレオパトラに子供がいた事。
その名もカエサリオン
自分の名前を少し豪華にしたような感じ。
どんな思いで付けたんだろうか?資料が残っているのであれば是非教えて頂きたいものだ。