世界史を作ったビジネスモデル 2章レビュー
カエサルが死んだすぐ後の話!
元老院(最高議決機関)の既得権益を守ろうとしたブルータスにカエサルが殺害された後ね!
カエサル亡き後元老院(政治を取り仕切ってる人達)を巻き込んで覇権争いが起こります。
そこで争った2人の勝敗を分けたのがやはり信用!
今回は兵に労働の対価を与えるかだけではなくそれ以外にも、市民の感情も組んだ「正当性」も必要であると説いている。
覇権争いでアントニウスの方は私腹を肥やしたりクレオパトラ(クレオパトラはローマ市民からすれば異国の外人)に骨抜きにされてローマの獲得した土地などの財産を貢いだりで全くローマ市民から人気がなく、離反者が度々出た要因もあってオクタビアヌスの戦いに敗れる。
世界史を創ったビジネスモデル 1章 レビュー
まず一生はローマ史のカエサルの体制が終わるまで!
なんとカエサルはビジネスマンだった!
それも歴史に残る程の!
凄くはしょって表現すると
戦争、すなわち周辺地域の制圧(ブルーオーシャンの開拓)によって領土、食料、奴隷を得ていき 「利益」を増やし兵や市民にその「利益」を分配し、内外共に増強を図って国という「組織」の拡大を続けて行く。
カエサルが凄いのが戦争において戦術に長けていただけではなく、国内における立ち回りもすごかった。
莫大な借金をして兵を募って自分の兵団を作り、戦争で勝ってまた借金をして兵を増強(投資)し、また有力者の2人を引き込み三頭政治を組織しローマの政治を仕切る元老院を牽制しつつ戦争で得た個人的な富で道の補修を行い、さらには自伝を出版し遠征で得た外の世界の情報をローマ市民に伝えつつ自分をPR活動も怠らなかった事。
国(組織)を拡大するには兵力(人財)の増強が必須であり兵力(人財)を増強するには信頼が必須である。
信頼を維持するには民衆からの評判やトップとしての行動力、兵に対して労に見合った報酬が必要であり、
そういったマネージメントがうまかったんだなーと感じた次第である!
しかし、1番この章で驚いたのはカエサルとクレオパトラに子供がいた事。
その名もカエサリオン
自分の名前を少し豪華にしたような感じ。
どんな思いで付けたんだろうか?資料が残っているのであれば是非教えて頂きたいものだ。
ビジネス本 世界史を創ったビジネスモデル 感想日記 はじめに
初ブログでビジネス本一冊の感想を1日1回読んだ範囲で書いてくよ!
一冊の本の感想をどんだけ何回も書くんだよ!
というツッコミは間に合ってますんでご勘弁を!
読むページ数はその日の気分によるけどもしっかり書いてくからね!
今回は新潮社 野口悠紀雄さん著書「世界史を創ったビジネスモデル」を読んでみます!
なんでも
本書の根底にある問題意識は、日本社会の停滞だ。
とありますが、
「アベノミクスで景気は良くなってきてるからそのうち動き出すんじゃないの?」
「バブル期以上の求人倍率らしいじゃん!いつの本だよ?」
とお思いのアナタ!
この本、今年の5月26日に発売のバリバリの新刊です!
何をもって停滞としているのか、また停滞しているとして何を読者に伝えたいのか?
読み進めて明らかにしていきたいと思います!
「愚者だけが自分の経験から学ぶと信じている。私はむしろ、最初から自分の誤りを避けるために、他人の経験から学ぶのを好む。」
って言ってます。(この言葉が後に愚者は経験に学び、賢者は歴史から学ぶという言葉に誤解?されたとかされてないとか)
史実も他人が経験してきた失敗・成功がつまってます!
それをどう現代のビジネスと結びつけてるか楽しみですね!
明日からつらつらと書いていきますので乞うご期待!!
最初はローマ史の考察から入っていくからねー!
待ってろよブルータス!!!